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アスベスト含有の屋根はカバー工法で修理すべき?ほかの選択肢も紹介

  • 屋根修理

「アスベストが含まれている屋根はカバー工法で直せる?」
「工事後にアスベストが残ったままでも問題はない?」


アスベスト(石綿)を含む屋根材は、2006年以前に建設された家によく使用されており、現在でも多くの住宅に残っています。


カバー工法はアスベスト含有の屋根にも対応できる工事方法ですが、建物の状態によっては適さないケースもあるため、正しい知識をもって判断することが大切です。


本記事では、アスベスト含有の屋根にカバー工法を行うメリットや注意点、費用相場を詳しく解説します。


アスベスト含有の屋根か判断するポイントも紹介しているので、屋根リフォームを検討している方はぜひ参考にしてください。

アスベスト含有の屋根にカバー工法を行うメリット

カバー工法とは、既存の屋根材を撤去せずにそのまま新しい屋根材を設置するリフォーム方法です。


新しい屋根材で覆ってしまうため、アスベスト含有の屋根でも飛散するリスクを抑えながら工事を進められます。


カバー工法の主なメリットは、次の3つです。


・費用を抑えられる
・工期が短い
・断熱性や防音性が向上する


カバー工法を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

費用を抑えられる

カバー工法は、既存の屋根材を撤去して新しい屋根に交換する葺き替え工事よりも費用を安く抑えられます。


費用を抑えられるのは既存の屋根材の撤去費用や廃材処理費用がかからないためです。


とくにアスベストを含む屋根材の撤去には、専門の資格を持った業者による特殊な作業が必要で、通常の葺き替えより撤去費用が高くなりがちです。


カバー工法であれば通常価格で施工できるので、費用負担を軽減できます。

工期が短い

既存の屋根を撤去する工程がない分、施工にかかる日数を大幅に短縮できます。


一般的な葺き替え工事が7〜14日程度かかるのに対し、カバー工法は5〜10日程度で完了することが多いです。


工事中は足場が組まれると、洗濯や換気などがしにくくなり生活に影響が生じやすくなります。


騒音も出るので、ストレスを感じる方が少なくありません。


カバー工法にすることで工期が短くなり、日常生活への影響を最小限に抑えられます。

断熱性や防音性が向上する

カバー工法では、新しい屋根材を重ねるため屋根が二重になります。


二重になることで外気の熱が室内に伝わりにくくなり、夏場の暑さを和らげられるのがメリットです。


また、雨音や外部の騒音を吸収する防音効果も向上するため、騒音によるストレスも軽減しやすくなります。

アスベスト含有の屋根にカバー工法を行う際の注意点

カバー工法はさまざまなメリットがありますが、すべてのアスベスト含有の屋根材に施工できるわけではない点に注意が必要です。


アスベストを含む屋根材が使われているのは主に2006年以前のもので、すでに20年以上が経過しているケースがほとんどです。


築年数が長い住宅では、屋根材だけではなく下地が劣化していることがあり、深刻な場合はカバー工法で施工できません。


下地が傷んでいる状態で上から新しい屋根材を重ねても屋根全体の耐久性を保てず、短期間で再び修繕が必要になるおそれがあります。


またカバー工法を一度施工すると、次のリフォームの際には二重になった屋根材を両方とも撤去する必要があります。


将来的にアスベストを含む屋根材の撤去が必要になるため、次回撤去費用がかかることを知ったうえでカバー工法を実施しましょう。

カバー工法以外でアスベスト含有の屋根を修理する方法と特徴

カバー工法以外でアスベスト含有の屋根を修理する主な方法として、葺き替えがあります。


葺き替えとは、既存の屋根材をすべて撤去したうえで新しい屋根材に交換するリフォーム方法です。


アスベストを含む屋根材を完全に取り除くため、工事後は屋根にアスベストが残らず健康面での不安を解消できます。


撤去後に下地の状態を直接確認して補修でき、屋根全体の耐久性が高まる点もメリットです。


ただし、アスベストを含む屋根材の場合は通常より葺き替えの費用が高額になります。


専門の資格をもつ作業員が特別な方法で処理する必要があるためです。


撤去作業がある分、工期も増えます。


葺き替えとカバー工法にはそれぞれメリットとデメリットがあるため、どちらがよいかは専門業者に相談したうえで決めましょう。

アスベスト含有の屋根の塗装は避ける

屋根の状態が良好であれば塗装によるメンテナンスも可能ですが、安全性の観点からおすすめできません。


塗装前に必要な高圧洗浄の工程で劣化した屋根材が傷み、アスベストが飛散するおそれがあります。


アスベストは吸い込むことで肺に蓄積し、健康被害を引き起こすリスクが指摘されています。


またアスベストを含むスレート屋根の耐用年数は一般的に30〜40年程度です。


築年数が30年超えている住宅ではすでに耐用年数を迎えている可能性があり、塗装で寿命を延ばすのは困難です。


安全性と費用対効果の両面からアスベストが含まれた屋根への塗装は避け、カバー工法や葺き替えを検討しましょう。

アスベスト含有の屋根のカバー工法や葺き替えにかかる費用

アスベスト含有屋根の修理にかかる費用は、以下のとおりです。


・カバー工法:100〜200万円
・葺き替え(アスベスト撤去含む):130〜320万円


カバー工法は撤去費用がかからない分、葺き替えより費用を抑えられます。


葺き替えの場合は、アスベストの撤去に専門業者が必要なため、一般的な葺き替えより20~100万円高くなるケースが多いです。


ただし、屋根の大きさや使用する屋根材の種類によって金額は変わります。


住宅ごとに費用が異なるので、具体的な金額が知りたい方は専門業者に見積もりを依頼しましょう。

アスベスト含有の屋根か判断する方法

自宅の屋根にアスベストが含まれているかは、いくつかのポイントから判断できます。


主な確認方法として建築した年と使用している屋根材の2点を見ておきましょう。

建築した年

2006年以前に建築された住宅では、屋根材にアスベストが含まれている可能性があります。


2004年にアスベストを1%以上含む屋根材、2006年に0.1%以上含む屋根材の製造と使用が原則禁止となったためです。


とくに1970〜1990年代に建てられた住宅は、アスベスト含有屋根材が広く使用されています。


建築した年が不明な場合は、登記簿謄本や建築確認済証などの書類で確認しましょう。


ただし、1990年代からノンアスベストの屋根材が販売されているので、必ずしも建築した年だけでアスベストの有無を判断できるわけではない点に注意が必要です。

使用している屋根材

アスベストが含まれているかどうかは、屋根材の種類でもある程度判断できます。


とくにスレート系の屋根材は、2006年以前のものにアスベストが含まれているケースが多いです。


屋根材のメーカーや品番が分かれば、国土交通省の「石綿(アスベスト)含有建材データベース」で検索することで確認できます。

アスベストが含まれる代表的な屋根材

アスベストが含まれていることで知られている屋根材として、主に以下の3種類があります。


・ニューコロニアル:クボタ(現・ケイミュー)が製造していた平板状のスレート系屋根材
・アーバニー:クボタが製造していた個性的なデザインのスレート系屋根材
・かわらU:旧セキスイルーフテック(現・積水屋根システム)が製造していた瓦のような形状をしたスレート系屋根材


ただし、製造年数によってはアスベストが含有されていないものもあります。


製品によっては見分けるのが難しいため、専門業者に調査を依頼して確認してもらいましょう。

アスベスト含有の屋根はカバー工法か葺き替えで対処しよう

屋根にアスベストが含まれている場合は、カバー工法か葺き替えでの施工が必要です。


カバー工法の場合費用を抑えられるメリットがありますが、下地の劣化が進んでいる場合は施工できないケースがあります。


とくに2006年以前に建てられた住宅では、屋根材がすでに耐用年数を超えていることも少なくありません。


カバー工法・葺き替えのどちらが適しているかは、専門業者による現地調査のうえで判断しましょう。


タカハシルーフでは、アスベストが含まれている屋根材のカバー工法や葺き替えを受け付けています。


ドローンや赤外線カメラを用いて点検し、屋根の外部と内部の状況を総合的に判断したうえで適切な施工プランを実施します。


アスベストを安全に取り扱うための専門資格をもった作業員が対応しているので、屋根リフォームを検討している方はお気軽にご相談ください。