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スレート屋根の寿命と耐用年数|修理の時期や施工費用も紹介

  • 屋根修理

「スレート屋根が少し崩れているけど、そろそろ寿命かな…」
「修理が必要なら費用はどのくらいかかるんだろう」


スレート屋根は多くの住宅に使われている屋根材ですが、製造された時期によって寿命が大きく異なります。


適切なメンテナンスの時期を逃すと、雨漏りが発生して建物全体にダメージが広がるリスクがあるので早めの対処が必要です。


本記事では、スレート屋根の寿命や劣化のサイン、施工方法について詳しく紹介します。


施工方法ごとの費用相場も解説しているので、スレート屋根のメンテナンスを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

スレート屋根の寿命・耐用年数

スレート屋根の寿命は一般的に20〜30年とされていますが、以下のように世代によって大きく異なります。


・第一世代(〜2000年代前半):30〜40年
・第二世代(1990年代中頃~2000年代中頃):15〜25年
・第三世代(2000年代後半〜現在):25~30年


第一世代はアスベスト(石綿)が含まれているスレート屋根で、ほかの世代より長持ちします。


ただしアスベストは健康を害するため、2006年以降は販売が原則禁止となりました。


第二世代はアスベストを使わない製造方法へ移行したばかりの時期に作られたスレートで、ほかの世代より耐久性が著しく低いです。


主にパミールやコロニアルNEOなどの製品があり、屋根材がミルフィーユ状に剥がれるトラブルが発生しやすい傾向があります。


第三世代は素材の改良が進んだ現行品で、第二世代よりも耐久性が高いのが特徴です。


適切なメンテナンスを行えば、長期にわたって屋根材の状態を維持できます。

スレート屋根が寿命を迎えると見られる劣化症状

スレート屋根が寿命に近づくと、屋根にさまざまな劣化のサインが現れます。


早期に気づいて対処すれば、雨漏りや建物へのダメージを防止できます。


スレート屋根に見られる主な劣化症状は以下のとおりです。


・色あせ
・チョーキング
・コケやカビ
・ひび割れや欠け
・反りや浮き


それぞれの症状について、見分け方や放置した場合のリスクを詳しく解説します。

色あせ

色あせが発生していると塗膜の保護機能が低下しているサインです。


主に紫外線や雨風によって塗膜がダメージを受けることで起こります。


色あせの段階では緊急性は高くありませんが、放置するとひび割れや剥がれの原因になります。

チョーキング

チョーキングとは、屋根の表面を手で触れると白い粉が付着する現象で、塗膜が紫外線によって分解されている状態を指します。


チョーキングが発生している場合、屋根材の防水機能がほぼ失われており、塗装によるメンテナンスが必要です。


ただし、屋根に上ってチョーキングを確認するのは危険なため、業者に点検を依頼して修理が必要か判断しましょう。

コケやカビ

屋根の表面にコケやカビが発生するのは、塗膜の防水性が落ちて屋根材が水分を吸収しやすくなっているサインです。


とくに日当たりが悪い北側や落ち葉が溜まりやすい箇所に発生しやすい傾向があります。


コケやカビは放置すると屋根材の内部まで根を張るため、屋根の寿命が縮む原因になりかねません。


外観を損なうデメリットもあるので、早めの対処が必要です。

ひび割れや欠け

スレートは薄い板状の屋根材で、経年劣化や飛来物の衝突によってひび割れや欠けが生じることがあります。


ひびが入った部分から雨水が浸入すると、防水シートや野地板など下地の劣化も進みます。


ひび割れや欠けが部分的であれば補修で対応できますが、広範囲に及んでいる場合はカバー工法や葺き替えで施工しなければなりません。

反りや浮き

スレート屋根の反りや浮きは、屋根材が吸水と乾燥を繰り返すことで発生します。


屋根材が反ると雨水が内部に浸入しやすくなり、雨漏りのリスクが高まります。


反りや浮きが発生している場合、屋根材そのものの強度も低下していることがあり、塗装での対応は困難です。


基本的にカバー工法か葺き替えで屋根をリフォームする必要があります。

スレート屋根が寿命を迎えたら行う施工方法と費用相場

スレート屋根が寿命を迎えた場合、主に以下の2つの工法で施工します。


・カバー工法
・葺き替え


それぞれの特徴と費用相場を解説するので、屋根リフォームを検討している方はぜひ参考にしてください。

カバー工法

カバー工法は、既存のスレート屋根を撤去せずに新しい屋根材を重ねて張る工法です。


古い屋根材を剥がす撤去作業が不要なため、廃材の処理にかかる費用が抑えられ工期も短く済みます。


二重構造になることで防音性や断熱性も向上します。


費用相場は55〜180万円程度です。


ただし、屋根が二重になることで重量が増すため、建物の耐震性に影響を与えるおそれがあります。


下地が著しく劣化している場合はカバー工法では対応できず、葺き替えが必要です。

葺き替え

葺き替えは既存のスレート屋根を完全に撤去し、防水シートや屋根材をすべて新しくする工法です。


主にカバー工法で対応できないほど下地が傷んでいる際や雨漏りが発生している際に行います。


葺き替え工事を行うことで下地まで一新できるため、屋根の耐久性を根本から回復させられるのがメリットです。


断熱材を追加したり軽量なガルバリウム鋼板に変更したりもでき、住まいの性能を向上させられます。


費用相場は70〜200万円と、既存の屋根材を撤去する分カバー工法よりも高額です。


アスベスト含有のスレートを葺き替える場合は、有資格業者による適切な処理が必要なためより費用が高くなります。

スレート屋根の寿命を迎える前にできること

スレート屋根は以下の2点を行うことで、寿命を長持ちさせられます。


・定期的に点検と部分補修を行う
・5〜15年ごとに塗り替えを行う


屋根材へのダメージを最小限に抑えるためにも、ぜひ参考にしてください。

定期的に点検と部分補修を行う

スレート屋根の状態を定期的に確認し、不具合があれば早めに業者に点検してもらいましょう。


劣化を早いうちに発見することで、部分補修で対応でき費用を抑えやすくなります。


たとえば、棟板金の釘が抜けた場合や軽度なひび割れが発生した場合などであれば、部分補修での対応が可能です。


部分補修をしておけば大規模な工事を先延ばしにでき、トータルのメンテナンスコストを抑えられます。


ただし、自身で屋根に上って点検するのは危険なため、庭やベランダなど足場が安定しているところからチェックしましょう。


屋根に上らないと確認できない場所がある場合は、必ず専門業者に点検を依頼してください。

5~15年ごとに塗り替えを行う

スレート屋根の塗装は、屋根材を雨水や紫外線から守るために欠かせません。


塗膜が劣化すると屋根材が水を吸いやすくなり、ひび割れが発生しやすくなります。


定期的に塗り替えを行うことで防水性を維持でき、屋根材自体の劣化を遅らせられます。


ただし、第二世代のノンアスベストのスレート屋根は表面が剥離しやすく、塗り替えでのメンテナンスができません。


第二世代のスレート屋根材の場合は、劣化が見られた段階ですぐにカバー工法や葺き替え工事を行いましょう。

スレート屋根の寿命を把握して適切なタイミングで修理しよう

スレート屋根の寿命は、製造時期によって異なりますが一般的に15~40年ほどです。


色あせや反り、ひび割れなどの劣化サインが見られたら、早めに専門業者へ相談することをおすすめします。


寿命を迎えたスレート屋根には、カバー工法や葺き替えを実施しましょう。


タカハシルーフではカバー工法や葺き替えなどあらゆる屋根工事に対応しています。


ドローンや赤外線カメラを用いて屋根の外部・内部を詳細に確認し、劣化状況にあわせて適切な施工プランを提案します。


ムリな営業は一切行っていませんので、点検だけでも依頼したい方はお気軽にご相談ください。