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野地板の交換は必要?種類や費用相場、メンテナンスの方法を紹介

  • 屋根修理

「業者から野地板が腐食していると言われたけど、交換費用はどれくらいかかるの?」
「そもそも野地板って何?本当に交換が必要な状態なのかを知りたい」


野地板(のじいた)とは、屋根材の下に敷かれている木製の板のことです。


普段は屋根の外から見えない部分ですが、住まいの耐久性を大きく左右させる重要な役割を担っています。


本記事では、野地板の概要や種類、交換の必要性について紹介します。


メンテナンスの方法や費用相場、交換に適した時期も解説しているので、業者の点検の際に野地板の交換が必要と言われた方はぜひ参考にしてください。

定期的に交換が必要な野地板とは?

野地板は屋根材や防水シート(ルーフィング)と必ずセットで存在する屋根の下地材です。


外からは見えませんが、建物全体の耐久性に影響する重要な役割があります。


以下で部材の位置や役割などについて詳しく紹介しているので、はじめて屋根リフォームを行う方はぜひ参考にしてください。

野地板の位置

野地板は、屋根の骨格となる垂木の上に張り付ける板材です。


垂木に屋根の下地として張り付け、野地板の上に防水シートや屋根材を設置します。


「垂木→野地板→防水シート→屋根材」という順番で重なっており、野地板は中間層に位置しています。


屋根の内部にあるため、外観からでは劣化状況がわかりません。

野地板の役割

野地板の役割は、主に以下の3つです。


・屋根材を固定する
・雨漏りを防ぐ
・耐震性を高める


屋根材はビスや釘を野地板に打ち込む形で固定されます。


野地板が腐食して強度が落ちると固定力が弱まり、強風や地震で屋根材が剥がれるリスクが高まります。


防水シートを貼り付ける土台としての役割もあり、雨漏りを防ぐために欠かせない部材です。


また、野地板には屋根全体を一枚の面として一体化させる役割もあり、地震の揺れを分散させる効果があります。

野地板の種類

野地板には主に3種類があり、素材や特性がそれぞれ異なります。


・構造用合板
・バラ板
・耐火野地板


現在の住宅に使われているものから古い住宅に多いものまで詳しく紹介します。

構造用合板

構造用合板は薄い木材(ベニヤ板)を複数層に重ねて作られた合板で、耐久性に優れています。


屋根全面を隙間なく覆えるため気密性が高く、防水シートとの相性がよいのが特徴です。


主に厚さ9mm以上の構造用合板を使用します。

バラ板

バラ板は杉の板材で、幅90~150mmほどにカットしたものを並べて設置します。


板同士の間に隙間があるため通気性に優れており、湿気が溜まりにくいのが特徴です。


ただし、施工に手間がかかるため現在はあまり使用されていません。


防水シートの性能が向上したこともあり、バラ板よりも構造用合板のほうが使われるようになっています。

耐火野地板

耐火野地板とは、火災時に一定時間以上燃え広がりを抑える性能を持つ野地板です。


準防火地域・防火地域に指定されているエリアでは、耐火性能をもつ野地板の使用が法律で定められています。


木片やセメント板などを原料としており、遮音性・断熱性にも優れています。


構造用合板と比べて1枚あたりの価格が高額なため、用途地域の制限がない限り選ぶ必要はありません。

野地板を交換するメリット・デメリット

野地板の交換は住まいの安全性に直結する工事ですが、費用と工期の面でデメリットもあります。


メリット・デメリットをそれぞれ把握したうえで、工事の必要性を判断しましょう。

メリット

野地板を交換する主なメリットは以下の2点です。


・屋根の耐久性が向上する
・雨漏りを根本的に解決できる


腐食した野地板を新しくすることで屋根材を固定する力が回復し、屋根全体の耐久性が向上します。


屋根材だけではなく防水シートや下地まで含めて刷新することで、30年以上の耐久性が見込めるのがメリットです。


また野地板が腐食していると防水シートも正常に機能しなくなるため、表面だけの補修では雨漏りが再発しやすくなります。


野地板ごと交換することで雨漏りの根本的な原因を解消でき、繰り返し補修を重ねる手間やコストを軽減できます。

デメリット

野地板交換のデメリットは以下の2点です。


・費用が高額になる
・工期が延びる


野地板の交換は既存の板材を撤去し新設する工程が必要になるため、通常の葺き替え工事よりも費用が高くなりやすいです。


撤去や処分の手間が加わる分、工期も長くなります。


また2025年4月の建築基準法改正により、野地板の過半数を撤去する場合には確認申請が必要になりました。


確認申請が加わると工事期間がさらに延び、費用負担も増えるため全面的に張り替えるハードルが高くなっています。

野地板の交換やメンテナンスの方法

野地板の交換やメンテナンスは、屋根の葺き替え工事とあわせて行うのが基本です。


屋根材や防水シートを剥がさないと野地板に触れられないため、単独で交換することはほどんどありません。


主な野地板のメンテナンス方法として「張り替え(交換)」と「増し張り」の2種類があるので、それぞれの特徴を以下で詳しく紹介します。

張り替え(交換)

張り替えは、既存の野地板を完全に撤去してから新しい野地板に交換する方法です。


野地板の劣化が著しく進行している場合に張り替えを行います。


撤去や処分の工程が加わる分、費用と工期が増し張りより多くかかります。


垂木が腐食している場合は補強する必要があり、より多くの費用が必要です。

増し張り

増し張りとは、既存の野地板の上から新しい野地板を重ねて張る方法です。


既存の野地板の撤去が不要なため、工期が短く費用を抑えられます。


野地板が二重になることで、断熱性が向上するのもメリットです。


現在の葺き替え工事では、交換よりも増し張りのほうが多く行われています。


ただし、劣化が激しい場合は増し張りでは対処できません。

野地板の交換やメンテナンスにかかる費用

野地板の交換やメンテナンスにかかる費用は、以下のとおりです。


・張り替え:1平方メートルあたり3,000〜8,000円
・増し張り:1平方メートルあたり1,500〜3,000円


張り替えのほうが撤去・処分費用がかかる分、高くなりやすくなっています。


なお、野地板のメンテナンス費用は葺き替え工事の料金に含まれることが多いです。


屋根葺き替え工事の費用は、一般的な住宅で110〜220万円程度となります。


垂木まで腐食している場合は追加の工事が発生し費用がさらに増えるため、事前にしっかりと状態を確認してもらいましょう。

野地板の耐用年数と交換時期

野地板の耐用年数は30~50年ほどです。


ただし、雨漏りが発生し板材が吸水している場合は耐用年数が短くなります。


交換や増し張りを検討すべきタイミングの目安は以下のとおりです。


・天井や室内への雨漏りの形跡がある
・屋根の上を歩いたときにたわみや沈み込みを感じる


屋根の中心部に立ったときに足元に沈み込む感覚があれば、野地板が寿命を迎えているサインと考えられます。


ただし屋根に上るのは危険なため、業者に確認してもらいましょう。


また屋根材の種類によってもタイミングは変わります。


たとえば、スレート屋根の耐用年数は15〜30年ほどで、屋根材の葺き替えと同じタイミングで野地板もあわせてメンテナンスするのが理想です。


葺き替えと一緒に工事するケースがほとんどなので、屋根材が耐用年数を迎えたら劣化状況に応じて野地板もメンテナンスしましょう。

野地板の交換が必要と感じたら業者に点検してもらう

野地板は屋根の下地として、屋根材の固定や防水、耐震の3つの役割があります。


耐用年数は種類によって異なりますが30~50年が目安です。


野地板が劣化しているかは外観ではわからないので、屋根修理業者に点検してもらいましょう。


タカハシルーフでも葺き替え工事を行っており、野地板の交換や補修が可能です。


ドローンと赤外線カメラを用いて屋根の外部と内部の状態を把握し、適切なプランを提案します。


見積もり後にしつこい営業は一切していませんので、屋根の点検だけでもしてもらいたいという方はお気軽にご相談ください。