瓦の差し替えにかかる費用は?内訳や交換が必要なタイミングも紹介
- 屋根修理

「台風で瓦が割れてしまったけど、差し替えの費用はどのくらいかかるの?」
「同じ瓦がもう売っていないと言われたけど、どう対応すればいい?」
瓦の差し替えは、割れや欠けが生じた瓦を1枚単位で交換できる、比較的コストを抑えやすい補修方法です。
ただし、費用の相場や注意点を事前に知っておかないと、適正価格か判断するのが難しくなります。
本記事では、瓦の差し替えにかかる費用の相場と内訳、交換が必要なタイミングを紹介します。
費用を抑える方法や業者の選び方も解説しているので、瓦の差し替えを検討している方はぜひ最後までお読みください。
瓦の差し替えにかかる費用

瓦の差し替え費用は、足場が不要なケースであれば1枚あたり1〜15万円程度が相場です。
ただし、屋根の高さや劣化状況によっては足場の設置が必要になり、10~25万円の足場代がかかる場合があります。
主な費用内訳は以下のとおりです。
・材料費(瓦本体)
・設置費(人件費・作業費)
・廃材処理費
・足場設置費
・諸経費
諸経費には、業者の交通費や事務手続き費用、廃材の運搬にかかるコストなどが含まれます。
業者によって見積書の書き方が異なるので、内訳でわからないことがあれば詳しく聞きましょう。
瓦の差し替えが必要なタイミング

瓦の差し替えが必要になる主なタイミングは、以下の2つです。
・耐用年数を迎えたとき
・劣化症状が現れたとき
差し替えのタイミングを把握することで屋根トラブルの発生リスクを最小限にできるのでぜひ参考にしてください。
耐用年数を迎えたら
瓦が耐用年数を迎えたら差し替えを行いましょう。
一般的な瓦の耐用年数の目安は以下のとおりです。
・粘土瓦(陶器瓦やいぶし瓦など):50〜100年
・セメント瓦、モニエル瓦:20~40年
粘土瓦は耐久性が高く、コケも生えにくいのが特徴です。
一方でセメント瓦やモニエル瓦は定期的な塗装が必要で、塗膜が剥がれると防水効果が落ちてひび割れが生じやすくなります。
劣化症状が見られたら
耐用年数を迎えていなくても、以下のような症状が確認できたら早めに差し替えましょう。
・瓦の割れや欠け
・強風による瓦の脱落
割れた瓦や瓦が落下した箇所を放置すると雨水が防水シートに直接当たり続け、傷んでしまいます。
防水シートが劣化すると雨漏りが発生し、カビの発生や木材の腐食、シロアリの発生などの二次被害にもつながりかねません。
住宅の寿命が短くなる原因になるため、瓦に劣化症状が見られたら速やかに専門業者へ相談することが大切です。
瓦の差し替えを行う際の注意点

差し替えを依頼する前に以下の点に注意しておきましょう。
・DIYでは行わない
・雨漏りが発生している場合は下地の補修が必要な場合がある
・劣化が広範囲に見られる場合は葺き替えを検討する
・既存の瓦が廃番になっている場合は費用が高くなることがある
差し替え工事で失敗を防ぐためにも、ぜひ参考にしてください。
DIYでは行わない
費用を節約しようとDIYを検討する方もいますが、屋根の上での作業は危険です。
高所作業に慣れたプロの職人でも、安全対策をしたうえで細心の注意を払って作業しています。
万が一転落事故が起きた場合、命に関わるリスクがあります。
また施工が不十分だと再び雨漏りが発生し、結果的に業者に依頼するケースも少なくありません。
自分で施工した箇所の症状が悪化して修理費用がかえって高くなるおそれがあるため、DIYで対処しようとせず専門業者に依頼しましょう。
雨漏りが発生している場合は下地の補修が必要な場合がある
すでに室内への雨漏りが起きている場合は、瓦だけではなく下地の防水シートや野地板にも傷みが及んでいる可能性があります。
下地が傷んでいると瓦だけを差し替えても雨漏りは止まらないため、下地まで含めた補修工事が必要です。
下地の補修や交換の際は、差し替えではなく葺き替えや葺き直しを行います。
葺き替えは既存の瓦をすべて撤去して新しい屋根材を設置する工法です。
一方で葺き直しは既存の瓦を撤去して下地を補修した後、再び同じ瓦を並べ直す工法のことをいいます。
どちらも差し替えより費用が高くなるため、現地調査でしっかりと確認してもらったうえで下地の交換が必要か判断しましょう。
劣化が広範囲に見られる場合は葺き替えを検討する
瓦が何枚も割れていたり欠けていたりする場合は、葺き替え工事が必要な可能性があります。
差し替えで対処できるのは、あくまでも破損が数枚程度にとどまる場合です。
広範囲で瓦が劣化している場合、部分的な差し替えを何度も繰り返すよりも葺き替えで一度に対応したほうがコストを抑えられるケースがあります。
葺き替えを行うことで以下のようなメリットがあります。
・軽量な屋根材変えることで住宅の耐震性を高められる
・下地の補修により雨漏りの原因となる箇所を根本的に解決できる
費用は高くなりますが、差し替えで対応できない場合は葺き替えを検討しましょう。
既存の瓦が廃盤になっている場合は費用が高くなることがある
瓦屋根リフォームを長年行っていない場合、瓦が廃盤になっているおそれがあります。
廃盤となった瓦は製品によっては入手できません。
入手できない場合は形状が近い別の瓦を加工して取り付けるため、費用が高くなりやすいです。
また、形状の近い瓦を使用しても完全に同じ色合いや形状にはできず、差し替えた箇所だけ見た目が異なる仕上がりになるおそれがあります。
見た目の統一感や費用面から、廃盤で同じ瓦が手に入らない場合は差し替えではなく葺き替えも検討しましょう。
瓦の差し替え費用を安く抑える方法

差し替え費用を少しでも抑えたい方は、以下の2つの方法を試してみましょう。
・火災保険を活用する
・補助金や助成金を活用する
火災保険を活用する
台風や強風、雹(ひょう)などの自然災害が原因で瓦が割れた場合、火災保険で修理費を補填できる可能性があります。
審査が通れば工事費用の全額に相当する保険金を受け取れる場合もあり、実質的な自己負担をゼロにできます。
申請の期限は被害が発生日から3年以内です。
期限を超えると申請できなくなるため、被害に気づいたら早めに保険会社や施工業者に相談しましょう。
地震が原因で瓦が破損した場合は火災保険ではなく地震保険の対象となるため、加入内容を事前に確認しておくことをおすすめします。
補助金や助成金を活用する
自治体が実施している住宅リフォーム向けの補助金制度を利用できる可能性があります。
自治体の場合、以下のような条件に当てはまる人を対象に補助金を支給していることが多いです。
・市内に在住している
・工事対象の家が市内にある
・市内に本拠地のある業者に依頼している など
ただし、自治体の補助金は先着順で締め切られるケースがあるため、早めに申請することをおすすめします。
詳細な条件や金額はお住まいの市区町村のホームページや窓口で確認しましょう。
瓦の差し替えを適正価格で行うための業者の選び方

差し替えを依頼する業者を選ぶ際は、以下のポイントを確認しましょう。
・施工実績が豊富か
・見積書の内訳が詳細に記載されているか
・丁寧に点検してくれるか
施工実績が豊富な業者は、専門知識や経験が豊富で自宅の状況にあわせて適切な施工を行ってくれます。
また、見積書の内訳が詳細に記載されている業者は、費用の透明性が高く信頼できる業者であると判断できます。
見積書を受け取ったら合計金額だけではなく、瓦の品番や使用した枚数、作業ごとの費用などをしっかりと確認しましょう。
ドローンを使ったり屋根に上ったりして丁寧に屋根の状態を確認している業者も信頼性が高いです。
点検や見積もりの際にわからない点があれば質問し、施工内容や見積額に納得したうえで依頼することをおすすめします。
瓦の差し替え費用の相場を把握して信頼できる業者を探そう

瓦の差し替えは、1〜5万円程度が費用の目安です。
ただし、広範囲で劣化している場合や雨漏りが発生している場合は葺き替えや葺き直しのほうがよい場合があります。
数枚程度のひび割れであっても放置すると被害が拡大し大規模な修繕が必要になるため、早めの修理が大切です。
タカハシルーフでは、瓦の差し替えをはじめとした屋根の補修工事を承っています。
自社職人が点検から施工まで一貫して対応するため、中間マージンが発生せず適正価格で高品質な工事が可能です。
火災保険に必要な書類の作成もサポートしているので、瓦屋根のリフォームを検討している方はお気軽にご相談ください。




