漆喰の補修費用|メンテナンスの必要性や修理に適した時期を紹介
- 屋根修理

「屋根の漆喰が剥がれているけど、補修費用はどのくらいかかる?」
「信頼できる業者に適正価格で修理を依頼したい」
屋根の漆喰とは、瓦屋根の棟(むね)部分に詰められた白い建材で雨水から屋根を守る役割があります。
耐用年数が15~20年ほどで、劣化が進むと雨漏りや棟の崩落といった深刻なトラブルに発展するおそれがあります。
しかし、費用相場を知らないまま業者に依頼すると、適正価格かどうか判断できず不安を感じる方も多いでしょう。
本記事では、漆喰の補修費用の相場や劣化症状の見分け方、補修を放置した場合のリスクをわかりやすく解説します。
信頼できる業者の選び方も詳しく紹介しているので、漆喰の補修を検討している方はぜひ参考にしてください。
補修費用の前に知っておきたい漆喰の役割

漆喰とは石灰を主成分とした白い建材で、瓦屋根の棟(むね)部分に詰められています。
棟とは屋根の頂上にある山型の部位で、側面や瓦と瓦の隙間を漆喰で埋めることで屋根全体の防水機能を維持しています。
漆喰の主な役割は以下のとおりです。
・葺き土を保護するため
・美観を維持するため
漆喰の補修が必要な理由を把握できる内容になっているので、ぜひ参考にしてください。
葺き土を保護するため
漆喰には棟の内部にある葺き土を風雨から守る役割があります。
葺き土とは、棟瓦を固定するために使われる粘土質の土台のことです。
水に弱い性質をもっているため、漆喰で覆い雨水や強風が直接葺き土に当たるのを防いでいます。
美観を維持するため
漆喰を塗ることで表面が白く美しく仕上がり、黒や茶色の瓦屋根とのコントラストが生まれて見栄えがよくなります。
しかし、漆喰は年数とともに変色したり欠けたりして、徐々に美観が損なわれていきます。
美観を維持するためにも、定期的な点検と補修が必要です。
漆喰の補修費用の相場

漆喰の補修費用は以下2つの方法によって異なります。
・漆喰の詰め直し
・棟の取り直し
それぞれの修理方法の特徴もあわせて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
漆喰の詰め直し
詰め直しは、劣化した古い漆喰を撤去してから新しい漆喰を塗り込む補修方法です。
ひびや欠けなど比較的軽度な劣化の場合に適しており、棟自体に大きなダメージが及んでいない場合に行います。
費用の目安は1メートルあたり2,000~7,000円が相場です。
足場が必要な場合は別途10〜25万円程度かかります。
工期は比較的短く、1日で完了するケースが多いのも詰め直しのメリットです。
棟の取り直し
棟の取り直しとは棟瓦を一度すべて取り外し、土台から作り直して再び瓦を積み上げる補修方法です。
漆喰の劣化が進んで棟瓦がずれたり歪んだりしている場合や、内部の葺き土が流出している場合などに行います。
費用の目安は1メートルあたり8,000~20,000円ほどです。
工期は3〜5日程度で、詰め直しよりも長くなる傾向にあります。
棟全体の耐久性が回復するため、漆喰や棟瓦の劣化症状が激しい場合に適した工法です。
漆喰の補修が必要だと判断できる劣化症状

漆喰は屋根の上にあるため、地上からは状態を確認しにくい部分です。
しかし、以下のような症状が見られた場合は補修を検討しましょう。
・穴があいている
・ひびが入っている
・浮いている
・剥がれている
具体的にどのような症状か詳しく紹介します。
穴があいている
棟の側面に穴があいており隙間から向こう側の光が透けて見える場合は、漆喰が脱落している状態です。
穴から雨水が直接葺き土に流れ込む状態になっているため、早急に補修が必要です。
放置すると葺き土が雨水で流出し棟瓦を支える土台が失われるため、崩落するリスクが高まります。
ひびが入っている
漆喰の表面にひびが入っている場合は、経年劣化が進んでいます。
細かいひびであれば詰め直し工事で対応が可能で、費用負担を軽減できます。
振動や強風でひびが一気に広がることがあるため、地震や台風のあとはとくに確認が必要です。
浮いている
温度変化により下地が膨張収縮を繰り返すことで、漆喰が浮き上がることがあります。
漆喰の浮きは剥がれはじめている状態です。
初期段階では気づきにくいため、定期的に専門業者に点検してもらうことをおすすめします。
剥がれている
漆喰が棟から剥がれ落ちている場合、劣化が進行している状態です。
剥がれた箇所から雨水が浸入し、雨漏りが発生するリスクがあります。
また剥がれた漆喰が雨どいに詰まって排水障害を引き起こすケースも珍しくありません。
軒先や雨どい周辺に白い粉状のものや小さな塊が落ちていれば、漆喰が剥がれ落ちているサインです。
漆喰の補修を放置するリスク

漆喰の劣化をそのまま放置すると以下のようなリスクがあります。
・屋根材が劣化して崩落するおそれがある
・雨漏りが発生する
・害獣が入りやすくなる
それぞれのリスクを防ぐためにも劣化症状が見られたら早めに修理しましょう。
屋根材が劣化して崩落するおそれがある
漆喰が失われると棟瓦を支える葺き土が雨水にさらされ続け、土台が崩れやすくなります。
土台が弱まった状態で地震や台風が来ると、棟瓦がズレたり落下したりするリスクが高まります。
瓦は1枚あたり約3~5kgの重量があるため、落下すると人や車への被害につながるおそれがあります。
雨漏りが発生する
漆喰の隙間から雨水が浸入すると、棟内部の葺き土が徐々に侵食されていきます。
侵食が進むと雨漏りが発生し屋根裏の木材が腐食したり、天井にシミが生じたりなど住まい全体に影響が広がります。
雨漏りが起きてから修理する場合は、漆喰補修だけではなく葺き直しや葺き替えが必要です。
害獣が入りやすくなる
漆喰が剥落して棟に隙間ができるとネズミやコウモリ、ハクビシンなどの害獣が屋根裏に侵入しやすくなります。
害獣が住み着くと糞尿による悪臭が発生し、健康にも悪影響を及ぼしかねません。
害獣の駆除費用は別途かかるため、早めに対応することが費用の節約につながります。
漆喰を補修する際の注意点

漆喰を補修する際は以下の点に注意しましょう。
・重ね塗りはしない
・DIYで補修しない
・信頼できる業者に依頼する
業者との契約後や施工後に後悔しないためにもぜひ参考にしてください。
重ね塗りはしない
古い漆喰の上から新しい漆喰を重ねて塗る重ね塗りは、ほかの工法より劣化するのが早くおすすめできません。
古い漆喰が劣化した状態のまま残るため、古い層が先に剥離すると上に塗った新しい漆喰もまとめて剥がれ落ちてしまいます。
また漆喰を厚く塗りすぎることで、棟内部に水分がこもりやすくなり雨漏りの原因になるケースもあります。
屋根を長持ちさせるには、古い漆喰を必ず撤去したうえで詰め直す工事を選びましょう。
DIYで補修しない
ホームセンターで漆喰に使う材料や道具が販売されていますが、作業に慣れていない人がDIYで補修するのはやめましょう。
屋根の上での作業を安全対策なしで行うと転落するおそれがあります。
また漆喰の塗り方や充填量が不適切だと、内部に水分がこもって雨漏りを引き起こすことがあります。
仮にDIYで補修しても、後から専門業者による手直しが必要となるケースが多く、結果的に費用が増えてしまうことが少なくありません。
安全面と品質面から、漆喰の補修は経験豊富な専門業者に依頼することをおすすめします。
信頼できる業者に依頼する
屋根の修理業者には悪質な業者も存在するため、依頼先を慎重に選ぶことが大切です。
信頼できる業者を探す際は、以下のポイントを押さえておきましょう。
・施工実績が豊富にある
・アフターフォローが充実している
・見積書の内容が明確である
経験が豊富な業者であればホームページで施工事例を紹介しており、どのような施工ができるか具体的に把握できます。
屋根は工事後も雨風にさらされ続けるため、トラブルがあった際にサポートしてくれる業者であると安心です。
また、見積書は合計金額だけではなく内訳が詳細に記載されているか確認しましょう。
それぞれチェックすることで、悪質な業者を避けやすくなります。
漆喰の補修費用は詰め直しと棟の取り直しで大きく変わる

漆喰は瓦屋根の棟部分を守る白い建材で葺き土を雨水から保護し、棟瓦を固定する役割があります。
瓦の耐用年数が50〜100年であるのに対し、漆喰の寿命は15~20年と短く定期的な補修が必要です。
補修方法には主に詰め直し工事と棟の取り直し工事の2種類があります。
どの工法が適切かは信頼できる業者に点検を依頼してから判断しましょう。
タカハシルーフでは、屋根の漆喰の補修をはじめとした屋根工事を行っています。
ドローンを活用して屋根の状態を詳細にチェックし、適切な施工プランを提案します。
明朗会計で詳細な見積書を作成しますので、漆喰の補修を検討している方はお気軽にご相談ください。




