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コロニアルの差し替えは必要?劣化する要因や費用相場、注意点を紹介

  • 屋根修理

「コロニアルの屋根が割れてきたけど、差し替えで直せる?」
「部分的に交換するのと全面リフォームでは、費用はどのくらい違う?」


コロニアルの差し替えとは、割れや欠けが生じた屋根材を1枚単位で交換する補修方法です。


費用を抑えやすく、損傷が局所的な場合に効果的な工法です。


しかし、屋根材の種類や状態によっては差し替えができないケースもあり、判断を誤ると余計なコストがかかることもあります。


本記事では、コロニアル屋根の差し替えにかかる費用相場や劣化の要因、施工前に知っておくべき注意点を詳しく解説します。


差し替え以外の補修方法も比較しながら紹介しているので、コロニアル屋根のリフォームを検討している方はぜひ参考にしてください。

コロニアル屋根の特徴と差し替えの必要性

コロニアルとは、ケイミュー株式会社(旧クボタ)が製造・販売するスレート屋根の商品名です。


セメントを主成分とした薄い板状の屋根材で、多くの住宅で使われています。


コロニアルは瓦と比べて軽量で建物への負担が少ない点がメリットです。


一方で衝撃に弱くひび割れや欠けが生じやすいデメリットもあります。


ひび割れや欠けが生じると屋根材自体が雨水を吸収してより腐食する原因になりかねません。


劣化が激しくなる前にひび割れや欠けのある箇所を差し替えることで、雨漏りの発生や大規模な修理を避けられます。

コロニアル屋根の差し替えが必要になる要因

コロニアル屋根の差し替えが必要になる原因は、主に以下の3つがあります。


・経年劣化
・飛来物による衝突
・雹や凍害


それぞれどのような状況で差し替えが必要になるのか、順番に確認していきましょう。

経年劣化

コロニアル屋根の差し替えが必要になる原因は、経年劣化によるひび割れや欠けです。


コロニアル屋根は塗装で保護されていますが、時間が経つと塗膜の防水性が低下しはじめ屋根材が雨水を吸収するようになります。


吸水と乾燥を繰り返すことで屋根材内部に負荷がかかり、細かなひびが入って割れや欠けが生じます。

飛来物による衝突

台風の強風で飛ばされた木の枝や石などが屋根に衝突し、コロニアルが割れてしまうケースも少なくありません。


コロニアルは強い衝撃に弱く割れやすい傾向があります。


飛来物による損傷は突発的に起きるため、損傷箇所が局所的に集中しやすいです。

雹や凍害

雹(ひょう)が屋根に当たると、衝撃でコロニアルにひびが入ったり欠けたりすることがあります。


とくに大粒の雹が降った場合は、広い範囲に同時に損傷が生じることがあるため、雹の後は専門業者に点検を依頼することが大切です。


凍害とは屋根材に染み込んだ水分が冬の気温で凍ったり溶けたりを繰り返すことで劣化する現象です。


寒冷地の場合は凍害により割れるおそれがあります。

コロニアル屋根の差し替えにかかる費用

コロニアルの差し替えにかかる費用は、1枚あたり5,000〜3万円程度です。


主な費用内訳は以下のとおりです。


・材料費
・作業費
・処分費

・諸経費


コロニアルは釘で固定されているため、スレーターズリッパーという専用工具で抜いてから屋根材を引き抜く必要があります。


釘穴にシーリングを流した後に新しい屋根材を取り付けて施工が完了します。

コロニアル屋根の差し替えを行う場合の注意点

コロニアル屋根の差し替えを検討する際は、以下の点に注意しましょう。


・差し替えができない屋根材がある
・雨漏りが発生している場合は下地から補修する必要がある
・アスベストが含まれる場合は全面補修を検討する必要がある


それぞれ詳しく解説します。

差し替えができない屋根材がある

コロニアルの種類によっては差し替えが難しいケースがあります。


代表的なのが「コロニアルNEO」という屋根材です。


コロニアルNEOは2001年〜2008年ごろにかけて販売されていたアスベストを含まないスレート屋根材です。


耐久性が著しく低く、屋根に上っただけで簡単に割れてしまうほど脆い特性があります。


1枚だけ差し替えてもほかの屋根材がすぐに割れてしまうため、カバー工法や葺き替えのような全面工事が必要です。

雨漏りが発生している場合は下地から補修する必要がある

すでに室内で雨漏りが起きている場合、差し替えだけでは問題を解決できないおそれがあります。


雨漏りの原因は屋根材だけではなく、下地材の劣化の可能性があるためです。


差し替えでコロニアルを交換しても下地材の劣化は修復されないため、別の箇所から雨水が浸入し続けることになります。


また差し替えではスレーターズリッパーで固定釘を引き抜きますが、防水シートに新たな穴が開いてしまうリスクもあります。


差し替えだと雨漏りのリスクが高まるので、根本的に修復するには下地全体から補修する葺き替え工事の検討が必要です。

アスベストが含まれる場合は全面補修を検討する必要がある

2006年以前に建設された住宅では、コロニアルにアスベスト(石綿)が含まれている可能性があります。


アスベストは有害物質で、屋根材を剥がす際に飛散すると作業者や周辺住民に健康被害をもたらすリスクがあります。


アスベストが含まれている場合は差し替えのたびに飛散リスクが発生するため、毎回補修を繰り返すよりも一度で全面的に対応することをおすすめします。

差し替え以外で可能なコロニアル屋根の補修方法

差し替えが難しい場合やより根本的な補修が必要な場合には、以下の方法を検討しましょう。


・塗装
・カバー工法
・葺き替え


ほかの工法と差し替えのどちらが自宅に向いているか判断するためにも、ぜひ参考にしてください。

塗装

コロニアルは表面の塗膜が剥がれてきた段階で塗り直すことで、防水性を回復させ屋根材の寿命を延ばせます。


費用の目安は30坪程度の住宅で60〜80万円程度が一般的です。


ただし、コロニアルNEOの場合や劣化が激しい場合は塗装をしても効果が見込めないため注意が必要です。

カバー工法

カバー工法とは、既存のコロニアルを撤去せずに上から新しい屋根材を重ねる工法です。


既存の屋根材の撤去や処分が不要なため、葺き替えと比べて費用を抑えられ工期も短くなります。


費用相場は30坪程度の住宅で55〜180万円程度が目安です。


アスベスト含有屋根にも対応でき、既存の屋根材を封じ込める形になるため飛散リスクがありません。


ただし、屋根が二重になることで重量が増し建物の耐震性に影響する可能性があるため、施工前に専門業者にしっかりと相談してから判断しましょう。

葺き替え

葺き替えは、既存のコロニアルをすべて撤去し新しい屋根材に交換する工法です。


費用相場は30坪の戸建てで70〜200万円ほどとなります。


費用は高いですが、下地から新しくでき雨漏りの原因を根本的に解決できるのがメリットです。


雨漏りが発生していて下地が傷んでいる場合や、屋根材が広範囲にわたって劣化している場合などに適しています。

コロニアル屋根の差し替えが可能かの判断は専門業者に点検してもらうことが大切

コロニアル屋根の差し替えは、割れや欠けが局所的な場合に向いている修繕方法です。


ただし、コロニアルNEOのような脆い屋根材やアスベストが含まれる屋根材では差し替えが適切でない場合もあります。


屋根の状態によって塗装やカバー工法、葺き替えといった工法を使い分けることが重要です。


タカハシルーフでは、ドローンによる無料点検により屋根の状態を正確に診断し、どの工法が適しているか提案しています。


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